2014年5月16日金曜日

“福祉流民を出さない決意”


  先日、ハローワークを通じて就職した障がい者が約7万8千人となり、過去最多を更新したとの発表がありました。
  これは法定雇用率の引き上げに伴う、企業の採用意欲の向上に加え、障がい者の就労意欲の高まりが要因であると言われています。
  そして、それに伴い 就労する障がい者の余暇の過ごし方について、その支援と充実がより一層求められるようになりました。

  私たちの浦安では、昭和59年に、就労する知的障がい者の余暇支援活動を目的とする「きぼう青年学級」が開級し、本日、めでたく30周年を迎えることができました。
  これも、学級生の幸せを願う手をつなぐ親の会の皆様、保護者や先生方、ボランティアの皆様方のご尽力の賜であります。心から深甚なる感謝の意を表したいと思います。

  きぼう青年学級では、毎週第三日曜日の余暇支援のほか、仲間たちや地域と交流を図りながら幅広い活動をしています。また、障がいの有る無しにかかわらず約40人のメンバーが集まり、よさこい踊りサークル「輝貌TEAM YOSAKOI」を立ち上げ、さまざまなイベントや大会を大いに盛り上げてくれています。

  私は、平成10年に「浦安から福祉流民を出さない」と選挙公約に掲げて市長に就任しました。その信念は、16年が経過しつつある現在においても一貫として揺るいでいません。
  障がいのある人や高齢者、こどもたちなど、この浦安に暮らす誰もが 安心して質の高い生活を送り、そして地域と積極的に交流していけるよう、これからも断固とした決意で臨んでいきます。