2017年1月11日水曜日
浦安市成人式、市長挨拶(全文掲載)
※ 2017年1月9日(月)の成人の日に東京ディズニーランドにて開催された浦安市の成人式での、浦安市長の松崎秀樹の挨拶を以下、全文掲載いたします。
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新成人の皆さん、成人おめでとうございます。
今、司会者の方から、この東京ディズニーランドでの成人式は16回目という話がありました。実は16年前、浦安市の成人式を、初めて実行委員会のもとで色々新しい趣向をと考えたところ、三人の実行委員が集まりました。
当時は、文化会館の大ホールで、吉本興業、あるいは中国雑技団の余興で行っていましたけれども、一か月後、その仲間がうちそろって、なんとしても市長に直談判したいということで市長室に来てくれました。
そこで出たのが、なんとしても自分たちは東京ディズニーランドでやりたい、そういった申し出でした。
市長は、市民の夢をかなえるのが仕事ですよね、というところから話が始まりましたけれども、その折、オリエンタルランド社の加賀見会長にもお伝えし、そして最終的にはアメリカまで交渉にいっていただいた結果、第一回目の東京ディズニーランドの成人式が実現致しました。
そうした中で、今回はテーマが「感謝」となっています。
私からは、この16年間、このオリエンタルランド社のご厚意で、こうして思い出に残る成人式を挙行できますことを、改めて加賀見会長、上西社長、そしてオリエンタルランド社の関係者の皆様方に心から感謝を申し上げたいと思います。
第一部では、なんと81%の出席率でした。こういった驚異的な出席率のもとで、思い出に残る成人式が今年も開催されました。
浦安市の今年誕生した新成人は、1947名です。
今から23年前の平成5年が、まだ人口が11万人のときですけども、浦安の新成人のピークでした。
ここ数年はいくらか上向いてきたものの、こういった形で人口減少が表されています。今年日本中で誕生した皆さん方の仲間(新成人)は、123万人といわれています。
しかしながら、現在67歳になる1949年生まれの方たちは、皆さん方の倍以上、269万6千人もいました。文字通り半分以下の、今年の新成人です。
日本は今、人類未曾有の超高齢社会をひた走っています。そして今あげたような人口減少、少子化と、すさまじい状況の中で、皆さん方は成人を迎えました。
どうぞこれからの地域社会、そして日本の国、いろんな局面にぶつかると思いますけれども、皆さんが一致団結して、強い地域社会、日本を作って頂ければと思います。
私が、様々な局面で選択を迫られた時、高校時代の恩師の言葉を思い出します。それは「後悔には二通りある」ということです。したことに対する後悔と、しなかったことに対する後悔。
しなかったことに対する後悔は、何も学びがありません。それに対して、したことに対する後悔は次への様々な学びがある。是非皆さん方もこれから、就職や結婚、そして転職と、様々な局面に出会うことになると思います。そうした中で、ぜひ一歩を踏み出す、その道を選んでいただければと思います。
また人間、時として、谷底を見ないで飛ぶ勇気(が大切だ)ということも、私の人生の中で学びました。そうした勇気を、是非一人一人が持って頑張っていただければと思います。
皆さん方の生きてきた20年間、絶えず、「いじめ」という社会現象の言葉が大きな話題をさらってきました。いじめの中でもっとも悪質といわれているのが、無関心・シカトだといわれています。
皆さん方が成人になった今日から、周りに、そして様々な経済・政治・行政に関心を持っていただければと思います。関心を持つことによって、人間は強さと、優しさが身につくものと、私は信じています。
どうぞ皆さん方のこれからの前途洋洋たる人生が、素晴らしい人生になることを、心よりお祈りを申し上げまして、お祝いのごあいさつにさせて頂きます。
成人おめでとうございました。
(以上、浦安市長松崎秀樹より)
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